公私で充実一途の宮越孝治(37=富山)が好スタートを切る。

 上昇ムードだ。7月は玉野と松阪で、いずれも予選を2着で突破。伸びがよく、確定板には6度も載った。

 色白の肌はこんがりと焼けて、表情からは丸みが取れている。そのわけは「よくね、やせたって言われるんですよ。体重は2キロぐらい。練習の成果」とニヒルな笑みを浮かべた。春先から生活リズムが変化したのがきっかけ。「初めて弟子を取った。高校を卒業した子で、練習はほぼ付きっきり。自分も、自然と乗り込むようになった。レースを見られると思うと、気が抜けない」とほほ笑んだ。予選7R。「何をやるにしても思い切って」と、総力戦を展開して師匠の面目を保つ。