積極性が増した八谷誠賢(41=福岡)が初日7Rも果敢に仕掛けた。

 大坪功一を連れて、強敵・小原太樹をたたいたものの、その小原が3番手にすっぽり。「まずい、と思ったときに、猪俣(康一)君が1人で飛んできてくれた。まさに救いの神」と望外の展開ににんまり。猪俣を余裕で追って、最後は大坪と小倉ワンツーを決めた。「練習方法を変えて、長く踏めるようになった。初日も、オレは番手を回っている以上、(大坪に)『抜かれたから恥ずかしいやろ』と自分にエールを送ってましたよ」と苦笑いで話した。シリーズリーダー三谷竜生がいる準決10Rはさらに強敵ぞろいだ。「アウエー感しか感じない」と嘆いたが、額面通りには受け取らない。必ずアクションを起こすはずだ。