出場できるのは勝率上位の選手だけ! SG第63回ボートレースダービーが、25日から30日まで福岡ボートで開催する。カウントダウン連載「ROAD TO ダービー」の第1回は大会の歴史や過去のレース、出場資格、女子選手について紹介する。

 (1)大会の歴史 ボート界で最も伝統と権威のあるSG。歴史は古く、第1回大会は53年に若松で開催した。第2回大会までは現在ではあり得ない「8艇立て」で優勝戦が行われている。ちなみに第1回の優勝賞金は20万円だった。

 (2)出場資格 優先出場者は15年度のダービー優勝者。同グランプリ優勝戦出場者。16年8月のボートレースメモリアル優勝者となっている。それ以外は15年8月1日から16年7月31日までの勝率上位者から選出される。今大会は平山智加が期間勝率7・96で選出順位1位。女子選手として史上初のSGドリーム戦1号艇を手にした。この快挙に「夢のような話。乗れたことに感謝して、しっかり経験を自分の物に出来たら」と素直に喜んだ。

 (3)女子選手 女子選手の養成が再開された80年以降では、90年に戸田で行われた第37回大会で、鵜飼菜穂子が女子選手として、初めてダービーに出場した。この節は2着2回、3着1回と健闘したが、無念の予選落ちとなった。今大会では上記の平山に加え、寺田千恵と遠藤エミの3人が出場する。【古村亮】

※明日は大会総展望