福岡は開き直って走れる地元有利! 「ROAD TO ダービー」の3回目は水面特徴を紹介する。福岡でSG優勝2回、G1優勝3回を誇る瓜生正義(40=福岡)に、地元水面のコツを聞いた。最大の難関「うねり」はいかに開き直り、恐怖心なく走れるか。勝敗を左右する複勝率70%超の59号機が誰に渡るかも注目だ。

 福岡水面は全国24場の中でも「難水面」と言われる。干潮、満潮があり、うねりの発生が走りを左右する。近1年のイン1着率は44%台。全国24場では低い部類に入り、センターも利く傾向がある。

 瓜生 この時期は北風(ホーム横風)ですかね。でも風はあまり気にしない。最近、干潮でもうねりはある気がします。

 -福岡のこつは?

 瓜生 ない(笑い)。

 -でも実績はすごい

 瓜生 ほかの人がうねりにびびってくれるからかも。その意味で地元は強い。びわこ、江戸川もそうですけど、特殊といわれるレース場は地元有利。うねりに気持ちが慣れてるというか、あるもの前提で開き直ってる。恐怖心はないです。

 -イン断然じゃない

 瓜生 うねりで舟が暴れるときがある。インでも舟が戻ってこないときがある。逆に外のコースでも展開次第で、いいところに出てこられる。

 -エンジン、ペラ調整は?

 瓜生 スタートして出ていく足が欲しい。でも乗り心地も。まあ全部ですね。いいエンジン、力があった方が調整は合わせやすい。

 勝敗を大きく左右するエンジンは6月末から使い、現在、59号機が複勝率70%超を誇る。これが誰に渡るかも注目だ。【窪寺伸行】

※明日は「注目選手」