大阪のパワーランナー大竹歩(30)が、特選11Rで大本命の吉沢純平を力で制圧した。前を取った吉沢ラインに対して、赤板ホーム過ぎから全力で1度前に出てペースダウン。引き切れない吉沢が内を突いた瞬間に締めて、吉沢を封じ込んだ。あとは上がり11秒1の好タイムでゴールまで駆け抜けた。「ここに来る前に何度も吉沢さんのビデオを見て研究して、この作戦を決めてました」とほくそ笑んだ。「でも勝負は準決。8月の岸和田でも準決で悔しい負けを喫しているので、気持ちで乗り切りたい」。準決10Rは市田佳寿浩のガードで連勝を目指す。