嶋津拓弥が打鐘前2角先行で成清貴之とのワンツーを決めた。

 強風の中、新鋭小笹隼人を強引に押さえると、すかさずたたきに来た野口大誠も突っ張って2着に粘り込んだ。「風がランダムで吹いていたのでめっちゃ重かった。いいレースができたと思う」と満足そうに振り返った。前回玉野でS級初優勝を達成。出世に時間はかかったが、103期在校1位が着実にS級上位へと歩を進めてきた。準決10Rは格上川村晃司との初対戦を迎える。「明日が大事。頑張るしかない」。G1級を相手に、力勝負で活路を開く。