【GP賞金10位・選手紹介】

 池田浩二(38=愛知)

 今年はSG3回の優出。G1は9月宮島で優勝したが、昨年同様にグランプリは1stステージからの戦い。「できれば2ndステージから行きたかった」は本音だ。今年は「いつもと比べれば成績は残している方」と振り返る。最近の調子は「エンジンもあるけど、引いたペラ次第。8割方、ペラで何とかなる」と調整に迷いはない。GPは過去2回優勝。「3回目を取ったら辞めるってぐらいの気持ち」で挑むつもりだ。住之江は嫌いな水面ではないだけに、狙うは3回目のGP制覇だ。

【QC賞金10位・選手紹介】

 樋口由加里(28=岡山)

 優勝は2回と際だった成績はないが、今年はとにかく多くのレースを走った。11月までの出走回数は295走。12人の中では一番多い数字だ。フライングもなく、走り続けたことで大舞台の切符をつかんだ。「今年は来年の地元児島開催のクラシックに行きたいと思ってやってきた。高い目標だけど、ここで(QCを優勝して)決めたい」と、強い気持ちで臨む。実績面では他選手に見劣りするかもしれないが、昨年の川野芽唯のように、G1初優出初優勝の夢に向かって走り続ける。

※明日はGP・QC賞金9位