伊勢崎オート第25回日刊スポーツ杯優勝戦は良走路で行われ、池田政和(43=川口)が完全Vで通算65回目の優勝を飾った。

 走路温度11度で食い付きがいいコンディションの中、5人が試走3秒30を切る高速バトルとなった。池田がスタート速攻を決めて冬場のスピード戦を制した。5番手発進から素早く仕掛け、2周3角で先に抜け出した田村治郎の内に切り込んで先頭に立った。「試走から手応えはあった。珍しくスタートが切れたね。道中の感じも良かった」(池田)。

 中盤からは青山周平が追い上げて、田村と何度も着順が入れ替わるバトルを演じた。池田は激烈な2着争いを尻目に徐々に差を広げていく。残り1周でセーフティーリードを確保し、シリーズ1番時計の上がり3秒367でゴール。連続Vを目指した青山は2着、約1年ぶりの優勝を狙った田村は3着に終わった。