【GP賞金9位・選手紹介】

 井口佳典(39=三重)

 住之江との相性は、地元の大阪勢に匹敵するぐらいに抜群だ。過去にSGとG1を共に2回優勝。思えばG1初優勝も住之江だった。「ほんまにたまたまなんですよ。住之江ではこれっていう調整はつかんでいない」と話すが、軽視出来ないデータだ。「ダービーの前ぐらいから調整がうまくいっていない」。近況は結果を残せていないが、「年末に住之江に入れば、おのずと気持ちも入ってくるでしょう」と悲観した様子は全くない。2度目の黄金ヘルメット獲得を目指して全力で突っ走る。

【QC賞金9位・選手紹介】

 日高逸子(55=福岡)

 勝負駆けとなったレディースチャレンジC優勝戦、鮮烈の1周2M切り返しで2着に入り、第1回から5年連続出場を決めた。「奇跡が起きた」と笑ったが、グレートマザーに衰えはない。QCは第3回大会で、インからコンマ01の全速スタートで優勝を決めた。このスタート力は、レディースチャレンジC予選でコンマ01の逃げを決めたように輝きを失っていない。今年はエンジンの抽選運に苦労したが、9月の平和島では強力な伸びで優出した。平和島に「悪いイメージはない」。

※明日はGP・QC賞金8位