【GP賞金2位・選手紹介】

 菊地孝平(38=静岡)

 今年は8月桐生のSGボートレースメモリアルを制した。「一昨年(SG優勝2回)の方が安定感はあったけど、今年の方が手応えはあります」とにやりと笑う。具体的には「レースの運び方、調整方法」と話し、「中身が濃くなった感じ。今の状態でステップアップしていけば(GP出場の)チャンスは何度でもあると思う」と来年以降を見据えた発言で自信をかいま見せた。住之江は「調整が合ったことが少ない」という水面だが、今の菊地なら一気に乗り越える可能性は十分だ。

【QC賞金2位・選手紹介】

 海野ゆかり(43=広島)

 ハイライトはなんと言っても12年ぶりの女王奪還となった8月の津レディースチャンピオンだ。「優勝できるなんて思いもよらなかったし、リズムのいいところで優勝できたことは自信になりました」と胸を張る。その後も調子を落とすことなく安定した走りで、結果を残し続けている。「平和島は得意ではないけど、津で久しぶりに大きいタイトルが取れたし、年末に向けて気負わずに、いいリズムでいきたい」。広島カープの優勝で沸いた今年のプロ野球界に負けじと、ボート界でも広島旋風で沸かせる。

※明日はGP・QC賞金1位