衰え知らずの佐古雅俊(56=広島)が準決7Rで強襲劇を狙う。

 88年にKEIRINグランプリに出場したキャリアがある、今節最年長の大ベテラン。予選3Rは逃げた芳野匠と、番手の岡崎哲昌の間を中割りして1着になった。レース直後に「前の2人が頑張って、いい方に展開が向いただけだよ」と甲高い声で振り返ると、控室へ直行してスエットパンツにお着替え。「クールダウン? そんなのしないよ。もう何年も自転車に乗ってるから」と笑い飛ばした。栄光も苦しみも味わったレース巧者が、またも健在ぶりを見せる。