3日間のサバイバルレースは、松井繁(47=大阪)が逃げて完勝した。12Rファイナルは、インからコンマ14のトップスタート。2着は峰竜太、3着は平本真之が入線した。3日間で28億7565万2200円を売り上げ、今節目標の25億円、昨年平和島大会も上回り、大盛況に終わった。

 王者の第一声は、ファンに対しての感謝だった。「進入している時から声援が聞こえてうれしかった。優勝賞金のわりに緊張していた」。イン受難の追い風、攻撃派からのプレッシャーを貫禄で克服した。

 強運にも恵まれた。3日間の枠抽選は3、1、1枠。「(2日目、最終日と)1号艇ばかり引いて、運が良かった。楽しんで走れました」。選手代表を務めつつ、流れを自ら引き寄せて最高の結果を残した。

 次節は、今年最初の記念(G1下関周年、19~24日)に臨む。「自分の夢はグランプリを取ること。年男なので、今年はもう1回頑張りたい」。お祭りレースの後は、本格的なGPロードの幕開けだ。【津波謙次】