吉田敏洋が待望の新車を得て、優秀を激走した。2日目の昼すぎに新車が届いて「急きょ、検車を通してもらった」。

 当然、急ピッチのセッティングだけに「案の定、いまひとつ。サドルの高さも合っていなくて最後まで踏み切れなかった」と苦笑した。それでも、ぶっつけ本番で2段駆け態勢の関東3車に果敢な先行勝負を挑むのが男・吉田の本懐だ。準決10Rは、2予であわや不発だった竹内雄作の番手。吉田の気合を後輩にフル注入して、逃げる竹内を徹底ガード。ゴール前差しで決勝一番乗りだ。