-山田選手は昨年12月に平和島で初優勝、続けて鳴門でも優勝して一気にブレーク。最優秀新人にも選ばれた。近江選手も昨年12月の丸亀で地元初優勝した後、1月児島で通算3回目の優勝と、ともに絶好調

 山田 優出してもなかなか優勝出来なくて苦しみました。同期の112期からどうしても優勝者が出ないのに、中村桃佳の114期が続けざまに優勝を決めたので焦りました。一時期は「史上最弱の期」と言われかけましたからね。

 -初優勝の平和島はプレッシャーがかかった

 山田 優勝戦はさすがに緊張しました。でも平和島でも勝てたので次の地元鳴門の優勝戦はすごく気持ちが楽でした。1回優勝を決めたことで、リラックスしていけました。昨年12月に一気に2回勝てたのは大きかったですね。最優秀新人の座を争っていた山崎郡選手も鳴門の優勝戦に乗っていた中で勝てたので、これはいけると思いましたよ。

 近江 僕もパソコンで見てたけど、落ち着いていたよね。地元戦で2回目というのも良かったね。年明け1月末の鳴門優勝戦も1号艇で勝ててたらもっと弾みがついたのにね。

 山田 そうなんですけど、勝った山田哲也さんにはスタートでプレッシャーをかけられました。その点、前日の近江さんは児島の1号艇で勝ち切りました。

 近江 西島(義則)さんのプレッシャーは半端じゃなかったけどインを死守して何とか勝ち切れて自信になりました。エンジンも最後は仕上がってましたから、多少深くても持つと思って行けました。逆に11月の地元丸亀は大したエンジンではなかったけど、出足を仕上げて3コースから勝ち切れた。冬の時期に入って自分のリズムが上がってきているのも感じてました。地区選も互いにいいリズムで行けそうです。