107期の新鋭・伊藤慶太郎(23=埼玉)が連日、気合の入った走りを見せている。初日は赤板先行で押し切り、準決は前S級の栗田雅也を相手に赤板過ぎに主導権を取った。

 ゴール前に番手の川上真吾に差されたが、2着に粘り7場所連続で決勝に進出した。「予選よりも準決の方が手応えがありました。着順にこだわらず、持ち味を出すことを考えていました。決勝も自力勝負です」ときっぱり。強豪がそろったが、4場所ぶりのVへ先行あるのみだ。