稲垣裕之が順当に決勝進出した。

 準決11Rは坂本貴史に割り込まれたが、逆に坂本の仕掛けを利用して直線伸びた。前走G1から中4日の間に表彰式を2つこなす強行軍だったが「感じは思ったほど悪くない」と仕上がりは上々。近畿1人になった決勝も「どうあれ自力」と単騎も辞さずの構え。それが、竹内智彦という援軍を得て戦いやすくなったことは事実だ。機敏に動いて浅井康太の地元Vを阻止する。