優勝戦は広瀬真也(29=東京)が豪快な2コースまくりを決めて、デビュー初優勝をつかんだ。

 復活の兆しが見えたエース11号機は最後まで味方した。コンマ10のトップスタートから、人気を背負ったイン松田祐季(30=福井)を一気にのみ込んだ。差した吉川元浩(44=兵庫)は2着まで。3着は接戦となったが今井貴士(32=福岡)が松田を振り切った。3連単は5万630円の大波乱で幕を閉じた。

 広瀬は「勝つとは思わなかったので実感はまだ…。エンジンのおかげです。準優は調整が合っていなかったけど、優勝戦は一番いい状態でした。勝つにはまくるしかないと思いました。1Mのターンも良かったです。いつも支えてくれる妻へ一番に報告します」と、照れ笑いを浮かべていた。