古性優作(26=大阪)が2センターまくりを決めて、昨年12月岸和田以来、2回目のG3優勝を果たした。また、109期ルーキーチャンピオンレースは酒井拳蔵(21=大阪)がまくって大阪勢のアベックVとなった。

 今節、古性は仕上がっていた。連日、SS班選手を攻略。番手を回った特選、優秀はそれぞれ武田豊樹、浅井康太をさばいた。準決は先行態勢に入った吉田拓矢に追い上げ、再び武田を決めて番手奪取。決勝は深谷知広ラインを出させて、その後位から浅井との直線勝負に踏み勝った。

 快勝の古性は「前回(高松G2ウィナーズC)がふがいなかっただけにストレスがたまっていた」と挽回できてひと安心。しかし、「G1で活躍しないとだめ。しっかり自力を磨いて日本一の自在選手を目指す」とテーマを掲げた。

 一方、絶好の展開だった浅井は「自分もタイミングばっちりと思ったけど、古性の仕上がりが抜群でした」と潔く完敗を認めた。【村上正洋】