渡辺雄太がヤンググランプリを制覇した思い出のバンクに帰ってきた。

 昨年12月の若手登竜門の大舞台を、2度目の挑戦で頂点に立ってから89日ぶりだ。「一発勝負で点と点のレースでしたが、名前はずっとついて回る」と看板を背負う覚悟と自負がある。前場所のG2ウィナーズカップは4日間とも先行で勝負した。「着よりも久しぶりにいい感覚で先行できた」。今年はまだ1勝と、不完全燃焼が続くが巻き返しのきっかけはつかんだ。「まずはG3の決勝進出」という目標クリアへ、好メンバーのシリーズを先行で席巻する。