激戦のS級特選12Rは、逃げた永沢剛に打鐘4角から鈴木竜士が襲いかかり、鈴木が番手の飯野祐太に対して押圧失格。そのまま落車した鈴木に伊藤大志が乗り上げる波乱の展開となった。そんな流れを断ち切ったのが後方から豪快にまくった北津留翼(31=福岡)だ。

 久々の会心まくりだったが、当の本人は「打鐘で踏み遅れていたし、流れに乗れていなかった」と浮かない顔。続けて「フレームが柔らか過ぎるのか、何かすっきりしませんね」と話した。準決10Rでは、上る勢いの石塚輪太郎の挑戦を受ける。