岡崎恭裕(30=福岡)が4コースまくりで04年のデビュー以来、14年目でG1を初制覇した。2着に湯川浩司、3着に石渡鉄兵が入った。

 岡崎の「思い描いた通りの1M」が勝負を決めた。4コースカドから全速フルダッシュでまくって一気に首位へ躍り出た。

 「1Mは(2号艇の)石渡さんの陰に隠れ(1号艇の)湯川さんに見つからないよう一気にまくった」。これが成功した。「追いかけてくるのが石渡さん、湯川さんだから気を抜けなかった。2M、2周1Mの波でこけるかと…」。慎重になりながらもきっちり首位はキープして歓喜のゴールだった。

 SGは10年オールスターを制覇済みで順番は逆だがこれがG1初V。「だいぶこじらせていましたから。ここから2個、3個と取れれば」と話した。今後の抱負は「5月福岡のオールスターを取るつもりで戦い、その結果を踏まえ今年1年を頑張りたい」。地元ビッグへ向け間違いなく弾みのつく優勝だった。【木村重成】