今年初めて決勝進出した斎藤一茂(28=群馬)が、読みをフル回転させて一発攻勢に出る。

 準決8Rは南関トリオとの2分戦だった。踏む、流す。絶妙なペース配分で逃げて2着になり、「後ろがしっかりして、単騎の選手も味方にするには逃げるのがいい策。しっかり組み立てられた」としてやったりの表情を見せた。以前よりも、おなかの丸みが取れてきた。「最大で105キロあった体重が、今は90キロ。体調はいい。それより大事なのは組み立て。あの平原康多さんだって言うんだからね」。決勝10Rは、大橋徹から大矢崇弘マークを勧められたが断った。豪快な単騎まくりを狙っている。