福田知也(34=神奈川)が、昨年11月地元川崎F1以来、半年ぶりとなるS級決勝進出を決めた。終始後方に置かれていたが、木暮安由-山田義彦のまくりを追う形で3着強襲を決めた。

 「ゴール前で2人かわせたし、ここ何場所かのいい感じが出て良かった。コーナーで踏めている感じもあるので、間違いなく調子はいい。久々に決勝に乗れた。これがきっかけになれば」と、自身に言い聞かせるように語っていた。

 落車を契機に長らく不振が続き、来期はA級陥落が決定している。だが、この日は自在戦で自らつかんだ決勝切符。復調の兆しが見えた。決勝は「点数で」と南関結束で5番手を固める意向だが、木暮や野原雅也の動向次第では大混戦になる可能性も。足をためての強襲劇に注目だ。