新田祐大(31=福島)がスーパーダッシュで昨年3月の玉野以来、通算7度目のG3制覇を果たした。打鐘過ぎに小原太樹が、赤板発進した大竹歩-脇本雄太の3番手をゲット。最終ホーム4番手から、小原にどかされた松岡健介が追い上げ前団がもつれる中、新田は6番手からホーム発進。「予想外だった小原君と、最終ホームの松岡さんの動きで仕掛けるタイミングができた」。1センター番手から仕掛けた脇本雄太を寄せ付けず、豪快まくりで仕留めた。

 準決から「発熱と下痢とのどの痛みで寝付けずに体調は最悪」だった。その状態でも冷静に別線をスピードでねじ伏せた。今年初Vを快勝劇で決めた走りは27日開幕の全プロ記念、その先にある6月のG1高松宮記念杯へ最高の自信となる。同G1連覇へスピード全開で挑む。【大上悟】