城幸弘が息を吹き返してきた。

 予選7Rは大逆転で、勝ち上がりでは7場所ぶりの1着。最終ホームで8番手からまくって、「今回はかなりセッティングを変えて、いい感じ」と復調のきっかけをつかんだ。ダッシュを取り戻そうと試行錯誤した成果だ。「シューズの裏側を調整したり、フォームを変えてペダルの回し方を直した。もうS級の点数はほぼ無理なので思い切ってやるだけ」。準決9Rは大塚英伸をガード役に、大敗を恐れず一発を放つ。