決勝11Rは一筋縄ではいかない不穏な空気が漂い始めた。

 池田憲昭が南修二との連係を明言したからだ。南が真っ先に「自分で」とコメント。すると、池田は空いている先行型の坂本周輝の番手ではなく、迷わず南を選択した。「南さんをリスペクトしているので。後ろで勉強する」と言い切った。準決9Rを2着で突破し今年1月豊橋以来となる決勝を決め「道中も余裕があるし、やっと調子が戻ってきた感じ。点数も今のままじゃまずい」と危機感を口にした。近畿屈指のマーカーの後ろで復活の糸口をつかむ。