現在108点の競走得点を持つ阿部大樹が「こんな数字見たことない。自己ベスト」と近況の充実ぶりをアピールする。

 好調の要因はここ1年、続けているウエート・トレーニングだ。今での練習方法はそのままに、単純に練習量を倍増させた。「ウエートは池田(勇人)さんのアドバイス。競輪のためというより、本当に肉体を鍛えていい男になろうと思って…。体つきが変わっていくのが分かって、鏡を見る回数が増えました」と笑わせる。ただ、人気になって勝たなければいけないプレッシャーが増えたのはうれしい誤算だ。初日9Rも岡光良との埼玉ワンツーに人気が集中する。自分のため、ファンのため阿部が疾走する。