優勝戦は中谷朋子(40=兵庫)が、1番人気の期待に応えてインからあっさり逃げ切った。今年初、地元尼崎では2回目のVを飾った。

 中谷はコンマ11の的確な踏み込みから1M慌てることなく先マイ成功。バック早々と独走態勢を築いた。2、3着には樋口由加里(29=岡山)、渡辺千草(53=東京)が入線して人気サイドの決着で幕を閉じた。中谷は「スタートは思い切って行けました。伸びる足があって余裕はありましたが、無我夢中で回りました。最終的に年末の12人に残れたらいいですね」と、うれしさのあまり目に涙を浮かべながらも、ファンの声援に笑顔で応えていた。