直前に日韓競輪を戦った小川勇介がのりのりだ。

 初日特選は打鐘すぎに柴崎淳をたたき損じて、最終ホームでは中団で内に包まれた。それでも2角すぎからまくり上げた。「先行しようと思ったら、柴崎君に踏まれてびっくり。でも、また踏めた。準決は先行で勝負できるかも」。本来はまくりが武器。何度も先行という言葉を話すのは、仕上がりがいいから。韓国遠征では韓国の選手や食を堪能して鋭気をやしなった。準決9Rは徹底先行が不在。「いきますよ」と不敵な笑みで気合を示した。