【大野義孝のオレに任せろ】

 永井大介(40=川口)が大会7度目の優勝にチャレンジする。優勝戦は12R(8周戦。4100メートル)で行われる。「オレに任せろ」の大野義孝は、4番目の枠指名で3枠を選択した永井を本命に抜てきする。車を立て直しスタート速攻を決めて通算20度目のG1優勝を狙う。

 永井大介のスタート速攻に期待する。当大会とは相性が良く6回の最多優勝をしている。今年も好調で優出16回を果たし、優勝6回(G12回、G21回、一般3回)。5月地元SGオールスター(優勝戦6着)から7月飯塚G1ダイヤモンド(同7着)まで10連続優出の離れ業も見せた。

 今大会も一走入魂の走りで魅せている。初日9Rは7着(湿)、2日目8R(ぶち)は2着。だが、3日目6R、4日目の準決9R(ともに良走路)で一気にギアを上げて連勝。ともに弾丸スタートがさく裂した。「スタートは半端じゃないね」と大満足だ。

 最後の車の仕上げに力が入る。「(準決は)試走から滑った。エンジンからきていると思う。ロッドを換えてセットをやる」と整備に全力を注ぐ。好タイヤの後ろ盾もある。車が仕上がった時の強さは別格で、ここはS一気に抜け出す。

 対抗は今節1番時計3秒371を計時した鈴木圭一郎の速攻だ。当地はドル箱の青山周平、さばき巧者の中村雅人と松尾啓史も要注意。(3)=(4)から(1)(6)(5)。