稲川翔が番手絶好で鋭脚を披露する。

 準決10Rは近畿3車結束で山田久徳の番手。最終2角4番手からまくった山田が成田和也のブロックを浴びると、すかさず内を突き、成田をさばいて直線一気に抜け出した。それでも「松岡(健介)さんが後ろにいるのに判断を誤ったかも」とラインで決められなかった走りを猛省した。決勝は深谷知広の番手で椎木尾拓哉-神田紘輔が後位を固める。「近畿で並ぶ以上は自分が優勝を狙う。それがラインから優勝者を出す一番の近道」と力を込めた。16年4月川崎以来、2度目のG3制覇を見据えた。