東京支部の意地を見せます! カウントダウン連載「ROAD TO チャレンジカップ」の第3回は石渡鉄兵をピックアップ。多摩川周年では優勝戦1号艇ながら、まさかの展開で敗れた。SGグランプリ(GP)出場へは優勝あるのみ。究極の勝負駆けに挑む。

 石渡は獲得賞金ランキングで、東京支部では最上位の31位(16日現在)に付ける。今年9月の多摩川周年では、優勝戦1号艇を手にした。3号艇には強烈な伸びを生かして3カド宣言をする三井所尊春。石渡は伸びを意識してチルトを0度にはねたが、結果は2号艇の毒島誠にピット離れでインを奪われ4着に敗れた。「三井所君に意識がいっていたら、毒くんに狙われてしまった。そっちもいたかぁ~って」。優勝に王手がかかっていただけに悔しさをにじませた。

 下関は今年1月以来の出走。ナイターになってから初めて走る。「優勝したこともあるし、そこまで苦手意識はないです。調整も冬の方が得意なので大丈夫だと思う」。GPは13年の斉藤仁を最後に東京支部からは出場していない。石渡にかかる期待は大きく、優勝条件の一発勝負に挑む。【古村亮】

 ◆石渡鉄兵(いしわた・てっぺい)1974年(昭49)12月6日、千葉県生まれ。74期生として94年5月多摩川でデビュー。96年江戸川で初優勝。G1は10年10月江戸川周年で初優勝し通算3回V。同期に伊藤誠二、辻栄蔵、守田俊介ら。160センチ、52キロ。血液型O。

※明日は「注目選手(下)」