おしゃれもレースも足元から? 今、競輪界ではカーボン製の軽量シューズが席巻中だ。諸橋愛が共同通信社杯を制した時も、デビュー以来はき続けたシューズを軽量型に履き替えていた。

 今開催も数人が新シューズを試しているが鈴木庸之もその1人だ。「諸橋さんのとは違うメーカーですけど、実戦で試さないと」と京王閣に持ち込んだ。初日は6番手まくりが不発の5着。「足がスカスカして軽すぎたかも。タイムがいいようならチェーンの長さを調整して足回りの感覚を変えてみたい」と話して引き揚げた。冷えたバンクで鈴木の個人上がりは11秒0と、決して悪くはなかった。準決9Rでは修正を図って決勝行きを目指す。