中越博紀(33=香川)が抜群の機力を武器にインから押し切り、G2初優出で初優勝を飾った。

 優勝戦は格上のSG覇者5人が相手。6枠の菊地孝平がコース取りに動くが、中越と同支部の森高一真が阻止。オールスローの枠なり進入となった。スタートはコンマ12の菊地以外、5人がコンマ14でほぼ横一線となり、イン中越が1M先制から逃げ切った。「信じられません」とレース後もまだ緊張した表情だった中越だが、相棒の22号機には「もらったときから足は良かった。体感のマッチングくらい」と序盤から手応え十分だったことを強調した。

 この優勝で来年3月戸田のSGクラシック出走権を手中に。「目標にしていた舞台に立てるのがうれしい。SGに向けてこれから地力をつけられるように、頑張ります」と決意を新たにしていた。【坂中昭子】