自在に戦っていた山田庸平(30=佐賀)が、初心に帰ってタテの競走に比重を置くことを決意した。

 実兄英明と比較されるたびに「(自在に動ける)兄を意識していろんなことをやっていかないと、と思っていたら大きなレースに出られなくなっていた。もう1回、上で戦いたいという目標を持ってタテ中心でいきたい」と話す。練習でも自力中心に磨きを掛けているところだ。もちろん、流れの中ではヨコの動きを封印するつもりはない。しかし、川村晃司の番手がもつれる特選は仕掛けるチャンスは十分だ。