日刊スポーツ杯・鈴木保巳メモリアル決勝は、新井秀明(38=熊本)が番手まくりで制した。なお、A級は久木原洋(33=埼玉)が優勝した。

 最終3角からの3車のもがき合いを力でねじ伏せた。昨年2月名古屋以来、1年3カ月ぶりのVに「久々だったので、優勝の感覚を忘れていました」と、さわやかに笑った。外国勢と対戦した直前2場所の経験と助言が結果に表れた。「ずっと一緒だった(テオ)ボスには、乗り方や練習法のアドバイスをもらえた。それが大きい」。波に乗った男からはしばらく目が離せそうにない。【山本幸史】