カウントダウン連載「ROAD TO グラチャン」の第5回は、グラチャン初出場の長嶋万記(37=静岡)を紹介する。女子屈指の強豪レーサーは、今年SGの出場が増えた。「成長できる場所」と話すSGの舞台で、初優出を目指して走る。

 長嶋はデビュー16年目でグラチャンは初出場。7月の丸亀オーシャンカップも出場を決めており、今年はSGで走る機会が増えた。「去年は8回優勝したうれしさよりも、記念で通用しなかった悔しさの方が大きかったですね。SGは出場すればするだけ、成長ができるので、1つでも多くSGを走りたいと思っていました」と初出場を喜んだ。

 徳山は「イメージがない」と話すが、07年レディースチャンピオンでG1初出場初勝利を挙げた水面だ。「今はプロペラに自信を持っています。いつも夏場は駄目だけど、今の形ならいけるんじゃないかなと思う。SGに出場するだけじゃなくて、結果を残したい。準優には乗りたい」と意気込む。長嶋は女子戦で追われる立場より、SGでチャレンジャーとして立ち向かう姿の方がよく似合う。SG初優出を期待したい。【古村亮】

 ◆長嶋万記(ながしま・まき)1981年(昭56)5月28日、静岡県生まれ。91期生として02年11月常滑でデビュー。03年2月びわこで初勝利。09年12月尼崎で初優勝。165センチ、49キロ。血液型AB。

※明日はなるほどデータ