嵯峨昇喜郎(19=青森)が2場所連続の完全優勝へ王手をかけた。

 準決5Rでは無理をせず、得意とするまくりで2着に4車身差をつけて快勝した。八戸工の先輩である新山響平以上の素材と言われており、ここまではその実力を遺憾なく発揮している。前検日には暑さにへばっていたが、ようやく暑さにも慣れてきた。

 「初日よりは感じも良くなっています。(特昇を意識して)積極的に動けていない。師匠(永沢剛)からもホーム、バックを取る競走をと言われたけど。(特昇を)狙っていきたい」と葛藤していたが、今は結果にこだわる構え。決勝5Rも優勝だけを狙っていく。