明日24日から29日まで尼崎ボートで開設66周年記念「G1センプルカップ」が行われる。

 小坂尚哉(31=兵庫)が地元G1でライバルに差をつける。今回も一緒に参戦する同期同支部の藤岡俊介、稲田浩二に対して、以前はライバル心をむきだしにしていた。普段は仲良く雑談もするが、水面では絶対に負けたくない。「昔はね、意識しすぎて一緒にフライング切ったこともある。今はちょっと落ち着いた。負けたくないけど、そこは冷静にレースします」と笑顔で話した。

 調整能力を磨くため先輩のアドバイスに耳を傾ける。相手はこだわらない。積極的に他支部の先輩にも話しかけて、ヒントを探る。「その節でいろいろな方にアドバイスをもらうようにしている。そういう意識は持っています」。今年は当地4月の一般戦で優勝している。「今年の尼崎ではエンジンが良かった。今回もいいエンジンを引きたい」。知り尽くした地元の水面でさらに輝きを増す。