「ROAD TO ダービー」の第4回は、星栄爾(33=静岡)を紹介する。18年後期適用で自己最高の勝率をマーク。さらに今年は15回優出して優勝4回と大ブレーク。満を持してSGの舞台に初登場する。武器であるスタート力は記念でも通用するだけに豪快まくりで沸かせる。

星は現勝率がキャリアハイの7・42。今期(5月以降)勝率も7点超えと力を付けてきた。「まだまだ記念に入ると下手ですが、やってきたことが少しずつ良くなってきた」。地道に努力を積み重ね、旋回力、調整力のレベルが上昇。大幅な勝率アップにつながった。

デビューは02年。16年目で初めてSGに出場する。「うれしいですね。菊地(孝平)さんが『ダービーに一緒に行こうぜ』と言ってくれて、自分も行きたいと思いました」。憧れである同支部の先輩とSGの舞台で走れることを喜んだ。

蒲郡は通算5回の優出があるが優勝はまだない。「調整が合えばまあまあですが、合わないときの方が多い」。生命線である行き足から伸びが仕上がれば、持ち味のスタート力が生きる。ド派手なパフォーマンスを披露し、強豪相手に金星を狙う。【古村亮】

◆星栄爾(ほし・えいじ)1985年(昭60)4月28日、福島県生まれ。91期生として02年11月浜名湖でデビュー。同年12月蒲郡で初勝利。08年4月からつでデビュー初優勝。同期に久田敏之、山口剛、長嶋万記、三浦永理ら。154センチ、51キロ。血液型A。

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