<吉川元浩(46=兵庫)賞金7位>

実に9年ぶりの出場になる。「久しぶりでうれしい」と素直に大舞台への復帰を喜んだ。今年は年間通して、成績が安定していた。6月に福岡周年、7月には地元・尼崎周年とG1を2つ優勝。それを含めて8度のVを重ねた。

グランプリは07年福岡大会を制覇。それが唯一のSG優勝でもある。大会との相性、そして「冬の住之江に悪いイメージはない」と準地元水面への確かな手応えがある。F休み明けの出場になるが、「今の自分を考えるとちょうどいい。悪い流れをリセットして、しっかり準備したい」と前向きな姿勢で乗り込む。

<遠藤エミ(30=滋賀)賞金7位>

3月びわこのレディースオールスターが大きな転機だった。「準優のフライングでリズムが壊れた。メンタルを立て直すのに時間がかかった。焦りもあったのかペラをやり過ぎたり余計なことをしていた」。ただ、そこから我慢できるようになり、自分のレースもできるようになった。優勝回数も増え(今年5V)リズムもいい。この時季は成績もいい。「平和島は相性がいいんじゃないですか。悪いイメージもない」と連覇へ向けいい流れだ。「連覇? みんな優勝を狙ってますから。もちろん優勝を目指して頑張るだけです」。