A級決勝は中野雄喜(25=京都)が優勝を狙う。誰が相手でも主導権奪取に動く積極性が身上だ。準決5Rは赤塚悠人が狙い通り飛び付いたが「まるでバイクに付いているみたい。番手にいてもまったく足がたまらなかった」と2着キープが精いっぱい。中野が押し切った。

決勝は近畿の自力、小林史也がいて連係が注目されたが、互いに持ち味を生かすため、別線で自力勝負となった。奈良の佐藤成人は準決でも連係した小林マークを選択。別線になった佐藤から「中野、明日は出渋れよ!」と厳しいジョークを飛ばされ、中野はさすがに苦笑いしきりだった。