優勝戦は高橋正男(38=兵庫)が1番人気の期待に応え、イン逃げに成功した。今年2度目、地元尼崎では10度目の優出で悲願の初Vだ。差して猛追した上村純一(38=群馬)は1歩及ばず2着まで。最内を突いた石倉洋行(38=福岡)が、谷津幸宏(38=埼玉)との3着争いを制した。

地元で初Vを飾った高橋は「ようやく優勝することができました」と満面の笑みを浮かべた。「最近はペラの形がたまたま当たっていて、出足型に仕上がりますね。年末もまたこのエンジンを引きたいですよ」。次走の大村一般戦(16日~21日)を挟んで、再び尼崎一般戦(25日~30日)に登場する。今期勝率7点台後半をたたき出して絶好調の高橋から目が離せない。