<白井英治(42=山口)賞金3位>

64年ぶりのSG開催となった徳山グラチャンで見事に優勝。感極まり涙した姿は感動的だった。前検日から「優勝するつもりで来た」と自分を追い込み、有言実行のVはさすが白井と思わせた。住之江は昨年のグランプリ以来となる。「去年は試運転は常にいい足をしていたんですが、レースに行くと全く操縦できなかった。(今大会も)精いっぱい準備をしていくだけだと思う。優勝するというその気持ちだけを持って臨む」。F休み明け3節目ならレース勘に不安はない。頂点だけを目指して突き進む。

<山川美由紀(52=香川)賞金3位>

この大会は第1、2回でファイナル進出。しかし第3回はシリーズ回り、それ以降は優出を果たせていない。

しかし力が衰えたわけではない。昨年はレディースオールスターの初代覇者となり、今年は6大会ぶりにレディースチャンピオンで優勝した。「そこだけ、いいとこ取りした感じ」と話すが、複勝率30%足らずの平凡エンジンを仕上げた調整力は見事だった。「クライマックスは抽選運が悪い」と話す。しかし逆に言えば「引き」が良ければ活躍できるはず。ファンは力強い走りを待っている。