カウントダウンコラム第16回は住之江、平和島の水面の特徴と注目エンジンを紹介する。

【住之江】

◆水面特徴 昨年のGP開催中の1コース1着率は70%にも達する。スタート平均もインがコンマ12で最も早く、2~6コースは同13で、スタートはほぼ横一線となる。穴はホーム追い風を利した2、4コースの差し抜け。ただしGPトライアルではイン有利はやや崩れる。乱れる進入を読み切る判断力も重要になる。

◆注目エンジン 担当の津波記者によると「エースは11号機。季節や温水パイプなど関係なく、ずっと安定している」。伸び中心に複勝率&勝率でもトップに立つ。直前節でTR1stに入った73号機もパワフルだ。

【平和島】

◆水面特徴 選手はスタートして真北の1Mに向かって走る。冬は当然のように北風、ホーム向かい風が吹く。インの1着率は40%を超えるが、決して強い方ではない。北風がセンターの攻めを生み、内がそれに抵抗することで、バック最内を外枠の差し艇が伸びる。決まり手は多彩で、大外コースも勝機がある。

◆注目エンジン 確たるエース機は存在せず、複勝率上位機はいずれも甲乙付けがたい好パワーを誇る。53、56、10、62、72号機がトップ5で、誰が乗っても噴くエンジンだ。