12R優勝戦を待たずに団体戦の勝利を決めていたルーキーズの上條暢嵩(24=大阪)が、V戦も制して有終の美を飾った。

団体戦優勝にも大きく貢献した上條は「僕も、団体戦も勝てて良かったです」とホッとした表情を見せた。

優勝戦は大外の竹井奈美が5コースを奪い、進入は123・465。上條がインから先マイを決めて逃げ切り、10月の企業杯に続いて三国連覇を果たした。2着に今井美亜、3着に日高逸子が入った。優勝戦ではレディースが12ポイントを獲得。5日間トータルはルーキーズ31ポイント対レディース30ポイントで、わずか1ポイント差の接戦だった。団体戦優勝の22選手(帰郷者2人除く)には団体賞が10万円ずつ贈られた。

4日目まで11-21と劣勢だったレディースは最終日に一発逆転を狙い、10Rまで7-2とリードして食い下がった。だが、11R選抜A戦で8ポイントを奪われ、優勝は消えた。初日、4日目は4-4の引き分け、3日目3-5と競り合ったが、2日目の8連敗が響いた。【江崎禎紀】