金田幸子(39=岡山)が久しぶりの美酒に酔いしれた。1号艇で登場した優勝戦はインから見事に押し切った。15年4月徳山以来、通算13回目の優勝で戸田は初だった。激しい道中競りを制した長嶋万記が2着。中谷朋子が3着に入った。

超抜パワーを信頼して、他艇の攻めを完封。圧勝劇に自然と笑みがこぼれた。「今節は足がめっちゃ良かった。伸びで出ていく時は、いい時だと思う。エンジンは今年の中で一番良かった」。コンマ09とタイミングは良かったが、6人の中では一番遅いスタート。それでも金田は慌てることはなかった。インから伸び返して力強い逃げを披露し、1番人気にきっちり応えた。

事故点オーバーで来年1月からはB2級に降格が決定。新年から心機一転でレースに臨む。「18年はみなさんに心配、迷惑をかけた。来年は実のあるレースをしたい」。過去にレディースチャンピオンを制したことがある実力者が、19年は巻き返しに燃える。