3Daysバトルトーナメント優勝戦が行われ、赤岩善生(42=愛知)がインから逃げて完全優勝を飾った。

赤岩は新設P・G1「ボートレースバトルチャンピオントーナメント」(11月28~12月1日、平和島)の優先出場権も獲得。1周2Mで赤岩に迫った桐生順平が2着。3着には田村隆信が入った。

巧みな整備力で32号機を仕上げた。1Mはまくらせず、差させずの完璧なターン。1周2Mこそ桐生に肉薄されたが「2周1M、2周2Mぐらいで大丈夫だと思った」。終始、落ち着いた立ち回りだった。

レジェンド今村豊を超える、現役最多10度目のパーフェクトVを達成した。「タイトルの数は少なくても、そういう小さい記録はどんどん作っていきたい。全部勝てたことにホッとしている」と素直に喜んだ。

昨年末のグランプリはトライアル1stで敗退。今年も最高峰の舞台に出場するのが目標だ。「1走1走しっかり走るだけ。僕はそういうタイプだから。派手さはないけど、地道さはある」。レースのグレードに関係なく、常に全力でファンの期待に応え続ける。【古村亮】