江戸川ボートのG1開設63周年記念 江戸川大賞が明日25日から行われる。地元勢は浜野谷憲吾を筆頭に近況好調な福来剛(37=東京)や当地得意の斉藤仁、大池佑来らが登場する。

地元勢では福来が近況良好だ。暮れの多摩川で優勝して昨年は4回の優勝。江戸川周年は4年ぶりの参戦だ。「江戸川を(数多く)走っている利をしっかりと生かしたい」。多数が集結した地元勢の一員として好気合だ。

選手生活を振り返ると苦しい時期もあった。16年末から17年4月まで事故点過多で6カ月のあっせん保留も経験。

「B2級にまでなって、フライングは1本でも切るとB1級にも上がれない状況。スタートは入るところからという気持ちはずっとあった。ただ、A1級に上がることが決まった昨年6月、鳴門でフライングしてしまったんです。その辺りからフライングに気をつけながら、早いスタートでも入っているという勘の中でいいスタートをしていきたいと思うようになった」。考え方を変え、質のいいスタートで結果を残すようになった。

「以前、記念を走っていたころはペラの調整も分からないままでした。近況のペラ調整では(久々G1出走の昨年12月)からつで、自分のやりたかった調整をやれなかったのは心残りです。最後の方で盛り返して結果は出たんですが。でも自分の調整でやればもう少し(結果を)残せたのかな、と。新年からは自分の調整をしっかりして、臨んでいきたい」。正月開催で江戸川を走ったアドバンテージをしっかり生かしていければG1初制覇もぐっと現実的になる。