地元の新エース山口拳矢(25=岐阜)が準決10Rをまくり追い込みで1着となり、決勝進出を決めた。

「ホッとしました。準決は最後に追い込んだだけだが周りは見えていた。中部勢は僕しか残っていなし、決勝で求められるのは優勝だと思うので、しっかり頑張る」と意気込んだ。

ビッグレース初の決勝進出となった7月のG2サマーナイトフェスティバルは2着だったが、今回こそ初戴冠を目指す。父親(ヤマコウ=山口幸二氏=日刊スポーツ評論家)にメッセージはあるかと問われると「作戦をアドバイスしてほしい」と周囲を笑わせた。

大舞台でも全く動じない拳矢が、深谷知広が持つG2最速優勝記録のデビュー1年159日(10年ヤングGP)を更新する1年114日で優勝を決める。